合格率の罠
「この勉強の合格率は、どれくらいですか?」と聞かれることがよくあります。
くれぐれも、「合格率」に騙されないように注意してください。
私たちの勉強法に限ったことではありませんが、残念ながら各社が「合格率」というものを厳密にデータを取るのは不可能なのです。
実際に勉強法の購入者に1件1件電話で合否を全て聞き取り調査をすることは到底不可能ですし、メールでお聞きしても、100%の回答は現実的に不可能です。
自己申告で合否をご連絡いただいている範囲でしか私たちも把握しておりません。
そのため、「合格率」というものを公表しておりませんし、公表できないのが現実です。
合格者数の水増しと誇大広告
また、スクールや通信講座によっては「合格率××%!」「全国平均の×倍!」という根拠の乏しい記載がありますが、その数字を鵜呑みにして、申し込みの判断をするのは非常に危険です。
単に公開模試を1度受けただけの受験生も「本科生」とみなしたり、数字を水増して誇大な広告を打つのが、今の受験業界の悲しい現状です。
受験生はそれらを確認する術がありませんので、受験生の弱みに付け込み、「合格率××%!」「全国平均の×倍!」と証明できない、根拠のない数字で誇大広告をしている会社は、 いずれ、行政から法的な指導を受けることになると危惧しています。
事実、地方の受験予備校なども、生徒の争奪戦を繰り広げ、合格者数や合格率を誇大にアピールし、「あっちは誇大広告だ」「そっちが詐欺だ」と訴訟にまで発展していることをご存知でしょうか?
大事なのは受験回数
大事なのは各社が勝手に謳っている「合格率」ではなく、合格者ご本人の「受験回数」です。 (だからこそ、私たちはご本人の承諾を得て、顔写真、実名とあわせて「受験回数」を包み隠さず公開しています。)
もし、私たちの言葉を信じられないのであれば、予備校や公開模試で出会った受験生に「受験回数」を聞いてみてください。
「あなたは、そのスクール(通信)で何回目の受験ですか?」と。
受験回数を聞けば、何回落ちているか分かりますから、「そのスクールや通信講座では短期合格は不可能」ということが一目瞭然です。
「有名だから」「大手だから」「高額だから」「有名な講師が揃っているから」などというのは、一切関係ありません。
重要なのは「受験回数」です。
「合格率」にこだわる方へ
それでも、「合格率」にこだわるのであれば、是非、大手通信講座や有名資格スクールで、3年~5年以上、頑張ってみてください。
おそらく、5年後には今、私たちがお伝えしている真意がご理解いただけると思います。
ただし、その時になって、「資格スクールに騙された」「通信講座に騙された」と嘆いても遅いですし、すべて自己責任です。
私たちの勉強法を買って、その年に合格し、「もっと早く出会っていれば」「もう1年早く出会っていれば、1年早く受かったのに」と合格者が口を揃えて言っているのは、その部分です。
私たちは、市販のテキストを使って、出来る限り、お金をかけず、効率の良い、正しい勉強法を実践することで、「勉強法を購入した年の合格」にこだわっています。
市販のテキストでも質の高い教材を使い、効率のいい勉強法を実践すれば、誰でも独学で、短期一発合格が可能です。
通信や通学に無駄なお金と時間を投資し、遠回りしないように、くれぐれも注意してください。
それでも、あなたが「合格率」という数字に惑わされているのであれば今回、私たちの勉強法の購入はご遠慮ください。